1964 熊本生まれ
幼少期 絵本を愛し 軽度の自閉症
母はこの頃より先生から呼び出される。

幼稚園のころ
小学二年と四年頃
中学 高校
それから私の希望のファッションの学校へ。

小学校で独自に画力をひとり鍛えていた。
手の上の林檎。と もっともおそろしい顔の目鼻立ちをそれぞれはまったく別の気に入りの脳内の存分に描きたい対象の線で、正面から何度も想像して描くこと。
人目というものはほとんど二十歳になるまで気にしたことがなかった。
ある意味 あまり裏表のない でも多分すこしおかしな子だったのかもしれない。

中学でゴッホと浮世絵 歌麿を知る。完全にひとめぼれ。
中学と高校の美術の先生に 私の絵をなにかと取られてしまう。
中学の時何かに出品するからとあずけた絵は アンディーウォホール(知らなかったと思う)みたいな金髪の縁取りの浮世絵の様に太いところもある女性のアップで はかなげでセクシーだったとおもう。
高校の時職員室に飾るからくれと言われた絵はエヴァンゲリオンみたいな未来の格好の女の子だった。スタイル良く多分それまで見た事無い絵。
どちらもそのときたまたま描いた一回きりの作風 今思うと予知絵。

中学からほぼ好きな音楽はイギリスのアーティストので その頃から好きな系のものだけ詳しくなる。絵は、小学生の頃県立美術館が立派に開館され 散々母に連れられて行き 美術館はよく行く場所になり、名画しか観ていなかった。
時々たまたま目にしそうになる一般の練習中のような絵を嫌悪していた。 自分のも含めてなるべく観たくないのは今もつづいているが、今は忍耐力というよりは良い面をすばやく見つける事を楽しみに変えている。

家にも画集がシリーズで買ってあったので ながめ鑑賞にひたるのが好きだった。
絵は特別に人から教わったことはほとんどない。 美術館と十代から三十代までに通った図書館や、人から頂く事の多い画集や人とのやりとりとファッションや美術系雑誌や写真 テレビなどでなどでの自然の独学となった。

油彩画は 若くして傷心してしまった21の時。最初に妹が描いてる横で自分のキャンバスに枯れた花をそのまま描いたのが初めてで、その後は2年ほどして本格的にやる気を出し始めた。
最初の油彩はゴッホのタッチで こころはすこし投げやりだった。

傷心は長期に及び 絵はなかなか落ち着かなかった。
描いてもウソくさく 美しくなく ペン描いて色なしくらいがすっきりした。

24才になり ひとめぼれで三味線にはまりだす。
それでも絵も上手くなっていくのではと描いたりした。
三味線はずいぶん本気で、上達が楽しかったが苦悩の始まりにもなった。
絵は休憩になり、癒しになっていった。

つづく